Page2-1.出演者紹介    立本夏山 - Kazan Tachimoto -

世界会議が出来るまで、page2では出演者の紹介をいたします。
 1人目は立本夏山さん。世界会議では空海の役をつとめます。 













インタビュー

 

━━━ 演劇をはじめたきっかけはなんですか
子供の頃両親が静岡でアマチュア演劇をやっていまして、 稽古場や劇場に遊びに行っていました。 その時感じていた演劇の魔力のようなものに引き寄せられてはじめ た気がします。実際に演劇をやりはじめたのは高校演劇からです。
 
━━━ 小池作品の魅力について教えてください
音楽やダンス、台詞などが入り乱れて、 なかなか言葉では表せない感覚的な世界が現れてきます。 そこから普段は忘れてしまっている、 若しくは見えなくなっている人間の深いところまで導いてくれます 。小池作品を見ると世界の見え方が変わる、 そういう力があると思います。
 
━━━ 世界会議の見どころについて教えてください
僕たちは今どんな世界に生きているのか、 どこに向かっていけばいいのか。 そんな事を言葉で説明しようとしてもなかなか難しいんですが、 この作品はそれを僕たちの身体に教えてくれるものになるような気 がしています。まだ稽古中盤ですが、 音楽家3人の生演奏もとても刺激的でとても身体が揺さぶられます 。ここに美術や照明、 衣装などが入ってくると思うときっとすごいことになるだろうとい う予感がします。
 
━━━ 演じる役の偉人についてどう思いますか
僕は弘法大師、空海の役です。 いままでは名前くらいしか知りませんでしたか、 調べていくととても面白いです。空海は平安時代に生きた人で、 その当時最先端であった密教を唐に渡って勉強し日本に広めた人で す。空海の言葉は今でも本屋にいけば簡単に読むことができます。 空海は人間を幸せにする為に行動した人だと思います。 空海の言葉や密教の教えを読んでいくと、 幸せに生きるヒントが沢山見つかります。おすすめですよ。
 





立本さん演じる空海って?

修行して悟りを得ようとする人は、心の本源を悟ることが必要である。心の本源とは清らかで綺麗な明るい心である。

 
真言宗の開祖
平安時代初期の僧。弘法大師で知られる真言宗の開祖である。「虚しく往きて実ちて帰る」という空海の言葉は、わずか2年前無名の一留学僧として入唐した空海の成果がいかに大きなものであったかを如実に示している。空海が請来したのは密教を含めた最新の文化体系であった。
 
 
空海の禅定
高野山の人々や真言宗の僧侶の多くにとっては、高野山奥の院の霊廟において現在も空海が禅定を続けているとされており、そのように信じられている。奥の院の維那(ゆいな)と呼ばれる仕侍僧が衣服と二時の食事を給仕している。霊廟内の模様は維那以外が窺う事はできず、維那を務めた者も他言しないため部外者には不明のままである。
 

 


立本夏山
1982年静岡県生まれ。18歳にて文学座演劇研究所に入所。流山児☆事務所、俳優座演劇研究所を経て重力/Note、新宿梁山泊、燐光群などの作品に出演。2014年Arts Chiyoda 3331 千代田芸術祭にて伊藤 千枝賞受賞。2016年7月アヴィニヨン演劇祭にてアンジェリカ•リデル新作に出演。小池博史ブリッジプロジェクトの「風の又三郎2016 ODYSSEY OF WINDにも出演。