幻祭前夜-マハーバーラタより

イントロダクション

「マハーバーラタ」は「偉大な(=マハー)バラタ族の物語」という意味で、長さにして聖書の15倍と言われる古代インドの聖典である。インドをはじめ、ジャワ、マレー、タイ、バリ島を中心としたアジア各地の宗教・思想・文化・哲学・倫理・政治・法律、などあらゆる方面の根本経典として尊崇されている。

「バラタ族」という一つの家族が、富や権力を求め「クルの血を引く者」と「パーンドゥの血を引く者」とで対立を深めてゆく物語であり、「クル家」と「パーンドゥ家」は欲望と嫉妬や怒り、怨み悲しみなどからやがて大戦争を引き起こす。
小池博史ブリッジプロジェクトではこれまで、2013年度に第1部をカンボジアで、2014年度第2部をインドで創作しアジア5カ国でツアー公演を行ってきた。
本作は2つの一族が対立をし始めたのちの“衝突場面”から始まり、やがて起こる大戦の前夜までを描く2.5部となる。時を超え、国を越え、宗教を超え、語り継がれてきた神話的世界。現代を生きるすべての人へ、人間のあり方をもう一度問いかける。

フォト・ムービー

参加アーティスト

出演者

松島誠

1983年から2006年までの23年間パパ・タラフマラに在籍。パパ・タラフマラのほぼ全ての作品にメイン・パフォーマー、美術家として参加。2006年9月退団。1995年よりソロ活動を開始。「ココロミノココロ」が信条のマルチアーティスト。作品は演劇、ダンスの枠にとらわれず、その興味の赴くまま、美術、オブジェ、VOICE、身体表現、演出、ミュージカル、CMの振付けと、フィールドを拡大。1年の半分を海外で過ごす旅芸人。最近は特に濃密な1対1のコラボレーションに力を注いでいる。

小谷野哲郎

東海大学音楽学課程在学中よりサウンドスケープ研究の傍らバリ舞踊を始める。 1995年よりインドネシア政府給費留学生としてインドネシア国立芸術高等学院に留学。 学外でも現代バリ舞踊界最高の舞踊家達に師事し、舞踊技術と同時に精神的哲学的影響も強く受ける。2006年、Asian Cultural Councilの助成によりアメリカに滞在。パパ・タラフマラ作品では「ガリバー&スウィフト」「パンク・ドンキホーテ」「白雪姫」に、小池博史ブリッジプロジェクト「注文の多い料理店」「風の又三郎」出演。2013年の「マハーバーラタ」第1章、2014年の「マハーバーラタ」第2章にも出演。

あらた真生

4歳よりモダンバレエを始める。大学卒業後ダンスシアターカンパニー「パパ・タラフマラ」でメインダンサーとして数多くの作品に貢献する。現在はソロ活動や異分野のアーティストとのコラボレーションを定期的に展開している。東京を拠点に、欧米、アジアでの後進の育成として大学・高校・中学校の講師も勤めている。

白井さち子

7歳よりクラシックバレエを始める。82年より6年間橘バレエ学校に在籍。牧阿佐美に師事。日本女子体育短期大学舞踊コース卒。在籍中、太田順造にパントマイムを師事。89年よりパパ・タラフマラに参加。以降パパ・タラフマラのほぼ全作品に出演。パパ・タラフマラ作品のメインパフォーマーのひとりとして活躍。ダンス講師としても精力的に活動。小池博史ブリッジプロジェクトの「銀河鉄道」、一連の「マハーバーラタ」2013年の第1章(カンボジア)、2014年の第2章(インド)2015年の第2.5章(東京)、2016年第3章(インドネシア)にも出演。

谷口界

幼い頃より器械体操を学び、20歳の時に独学で大道芸を始めた後に「沢入国際サーカス学校」にて逆立ち芸やジャグリングを学ぶ。在学中に『東京国際フール祭』『勝ってたまるか剣振丸』等の公演に参加したことから舞台やダンスに興味を持ち、2012年「舞台芸術の学校P.A.I.」に入学。2年間コンテンポラリーダンスや舞台演出を学ぶ。現在はフリーのパフォーマーとして活動する傍ら、小池博史ブリッジプロジェクト『銀河鉄道』や森山開次『サーカス』にも参加するなど、大道芸から舞台まで幅広く活躍中。

吉澤慎吾

1990年5月25日生まれ、26歳。 マレビトの会プロジェクトメンバー。Integrated Dance Company 響-Kyoカンパニーメンバー 立教大学入学後、演劇や身体表現について本格的に学び始め在学中に教授を務めていた世界的ダンサー勅使川原三郎、劇作家でマレビトの会を主宰する松田正隆に出会い、その後の方向性に多大な影響を受ける。卒業後はダンサー及び俳優として活動し、勅使川原三郎・小池博史・近藤良平・Alessio Silvestrin・篠崎由紀子&Heine Avdal・長谷川寧・大橋可也・四戸賢治など気鋭振付家の国内外作品に出演。海外でもこれまでに5カ国6都市においてのパフォーマンスに参加。演劇・ダンスなど既存ジャンルにとらわれない自身の表現を模索している。

土屋悠太郎

1981 年生まれ、神奈川県出身。京都精華大学卒業。2002 年、タイのチェンマイに留学し、北部タイ伝統舞踊を習得。人間国宝の先生方にご指導を受け、現地で多くのショーに出演し、経験を積む。帰国後、タイ王国大阪総領事館主催パーティーに出演するなど、日本国内のショー経験多数。障害者や高齢者と交流する仕事を経て、タイ舞踊の「人を明るく元気にする力」を確信。2012 年、師匠からSiri Mongkol Skana という名前を授かる。現在は育児のかたわら、東京を拠点に全国各地のイベントやショーに出演している。

リー・スイキョン

マレーシアでバレエとコンテンポラリーダンスを学び、1995年に「舞踏」と瞑想と禅の哲学を融合したマレーシア唯一の「舞踏」カンパニーであるニョバ・カン ダンスカンパニーを設立した。チョー・テカンの「ジュニアホワイト」、ジュディマル・モンフィルの「門限」他多数出演。2000年のミュージカル「シッダールタ」では振付けを担当し南アフリカツアーを行なう。2001年にはアメリカのシアトルのインターナショナルアーティストプログラムに招待されるなど、世界各地で演じることで新たな境地を開き続けている。2013年の「マハーバーラタ」第1章、2014年の「マハーバーラタ」第2章にも出演。

スノン・ワラカーン

ランシット大学卒業後、様々な舞台に参加。2004年以来ピチェクランチェンの訓練を始め、チュイチャイ、ニジンスキーサイアム、黒と白とタムカイカンパニーのグループのメインダンサーの一人として活躍。カンパニーメンバーとしてヨーロッパ、アメリカ、アジアにツアーに出る。 2011年には、AsianCulturalCouncilから奨学金を受け、アメリカに6ヶ月滞在。 2012年に帰国後、チャン·∙シアターで初のソロを披露。代表作「ネイ・ナイ」「ブラック&ホワイト」他多数。

下町兄弟(ジャンベ)

サウンド・プロデューサー/ソングライターとして多数アーティストへのトラック・メイキングや楽曲提供を行う(BANANA ICE)。ラップ・パフォーマー/djembeプレイヤーとして下町兄弟を名義に活動。SHIBAURARECORDS(since 1992)を主催しオリジナル作品を発表。パパタラフマラ舞台『百年の孤独~Heart Of Gold』の出演をきっかけに、小池博史作品には『シンデレラ』『注文の多い料理店』『風の又三郎』『マハーバーラタ』に参加している。

スタッフ

演出・脚本・振付・構成

 小池博史

舞台美術

フィロス・カーン(インド)

作曲

チャンドラン・ベヤツマル(インド)

作曲

藤井健介

作曲

下町兄弟

衣装

マンダキニ・ゴスワミ(インド)

仮面

イ・ワヤン・タングー(インドネシア)

舞台美術助手

ソーラブ・ポッダー(インド)

衣装アシスタント

岡田美千代

照明

富山貴之

音響

印南昭太朗

音響プラン

小池博史

演出助手

荒木亜矢子

演出助手

松縄春香

演出助手

多賀谷まつりか

舞台監督

中原和樹

宣伝美術

阿部航太

宣伝写真

小池博史

プロデュース

山内祥子

提携

公益財団法人武蔵野文化事業団

協力

(公財)セゾン文化財団、にしすがも創造舎、流山生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社、Office KOIKE、SIBAURARECORDS、NPO法人ブリッジフォージアーツアンドエデュケーションズ、舞台芸術の学校(P.A.I.)

公演情報

【現在再演の予定はありません】

再演履歴

11月~12月『幻祭前夜-マハーバーラタより』…アジア4都市ツアー(初演)
     (タイ/バンコク) バンコクチュラロンコン大学
     (中国/上海) 上海話劇芸術センター
     (フィリピン/マニラ) ペタシアター
     (日本/東京) 吉祥寺シアター