マハーバーラタ2

イントロダクション

小池博史ブリッジプロジェクトがアジア各地のオーガニゼーションと共同で、世界三大叙事詩の1つに数えられる「マハーバーラタ」を複数年かけて舞台化するプロジェクト。2013年にカンボジアにて始動し、二年目にあたる今年は南インドのケーララ州トリシュールにて滞在制作を行い、インドのムンバイ、マレーシアのクアラルンプール、インドネシアのジャカルタにツアーに出る。共同制作の相手はインドの新進気鋭の芸術団体「Theatreconnekt Performing Arts Society」。
2014年はインド、マレーシア、タイ、インドネシア、カンボジア、そして日本のアーティストが集い、世界的に注目を集めるプロジェクトの第二章が幕を開ける。

【小池博史コメント】
21世紀を迎えてすでに10年以上が経過しましたが、現代の日本はどんどん同時代、同一地域性に収斂され、文化的な広がりの創出は出来ていないのが現状です。
しかし、忘れてならないのは、文化は礎だということです。その礎を粗末にして、未来の社会が良くなるはずがありません。3.11を経て、現代社会、つまりは西洋型資本主義社会の行き詰まりがいよいよ明らかになってきた今、アジア的思考、感性がこれから間違いなく表舞台にのぼってくるでしょう。それは競争と支配の原理ではなく、共存と循環の思想でもあります。「マハーバーラタ」は、日本ではそこまでの知名度はありません。けれど、東南アジア、南アジアでは社会を構成する哲学的思想基盤として最も重要なものといえるでしょう。太古の昔より、アジア諸国は海陸両方のシルクロードを通じて結びつき、異国の文化を受け入れながら、独自の文化を生み出してきました。これらの交流を再度、意識的に行いながら、今後の世界が幸福なものであるよう、古き知恵の再認識と新しい思想の獲得を行い、作品を通じて世界に向けて発信します。それが、本プロジェクトが目的とするところです。

フォト・ムービー

参加アーティスト

出演者

デニー・ポール

1999年から2004年にかけてケーララのボリウッドダンスのレパートリーカンパニー「スコーピオンズ」を主宰。2006年バンガロールのアッタカラリセンターにて芸術活動とメディアアートの学位を取得。伝統武術のカラリパヤットゥ、西洋バレエ、現代舞踊、カポエイラ、ヨガ、太極拳、フェルデンクライスなど幅広く学ぶ。2010年ロバート・バウシュ若手振付賞受賞。国際プロジェクトにも積極的に参加している。

リー・スイキョン

マレーシアで仏教哲学、道教、ヨガ、舞踏、コンテンポラリーダンスを学び、1995年に「舞踏」と瞑想と禅の哲学を融合したマレーシア唯一の「舞踏」カンパニーであるニョバ・カン ダンスカンパニーを設立した。チョー・テカンの「ジュニアホワイト」、ジュディマル・モンフィルの「門限」他多数出演。2000年のミュージカル「シッダールタ」では振付けを担当し南アフリカツアーを行なう。2001年にはアメリカのシアトルのインターナショナルアーティストプログラムに招待されるなど、世界各地で演じることで新たな境地を開き続けている。小池博史ブリッジプロジェクト「マハーバーラタ第一部」にも参加。

ムーン・ムーン・サイ

俳優・ダンサー・演出家。デリーの国立演劇大学卒業。バラタナヤム、カタック、バレエやジャズを学び、リズムや体動態の基礎を学ぶ。インドの若手のなかでも最も注目を集める役者の一人で、彼女のユニークで繊細なキャクターの描写は高い評価を得ている。これまで映画やテレビへの出演も多く、2011年にはハムレットとイェルマに基づくパフォーマンスを発表し、各界で賞賛された。

白井さち子

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7歳よりクラシックバレエを始める。82年より6年間橘バレエ学校に在籍。牧阿佐美に師事。日本女子体育短期大学舞踊コース卒。在籍中、太田順造にパントマイムを師事。89年よりパパ・タラフマラに参加。以降パパ・タラフマラのほぼ全作品に出演。後進のパフォーマーのダンス指導にもあたる。パパ・タラフマラ作品のメインパフォーマーのひとりとして活躍。バレエ講師としても精力的に活動。小池博史ブリッジプロジェクトの「銀河鉄道」にも出演。

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スリジス・ラマナン

俳優・演出家。カリカット演劇美術大学卒業。シンガポールの国際演劇学校で演技の勉強をする。ケーララのMG大学の修士号取得。国際的に活躍する著名なトレーナーの指導を受けてきた。インドを代表する演出家アビラシュ・ピライとともにインド各地の芸術団体の取締役に就任。現在カリカット演劇美術大学の助教授。2011年から2014年までケーララインターナショナルシアターフェス(ITFoK)のフェスティバルディレクターをつとめる。

スメッシュ

幼少期からダンスを習う。カラリパヤットゥ、バラタナティヤム、クラシックバレエとジャズを学び、芸術活動の学位を取得したのちバンガロールのアタカラリセンターに参加。アッタカラリのレパートリーの主要パフォーマーとなる。そのプログラムでデュッセルドルフ、アムステルダム、フランクフルト、ミュンスターなど世界各国を巡り公演を重ねてきた。世界の演出家のワークショップにも参加し、現在バンガロールで活躍の場を広げている。

小谷野哲郎

東海大学音楽学課程在学中よりサウンドスケープ研究の傍らバリ舞踊を始める。 1995年よりインドネシア政府給費留学生としてインドネシア国立芸術高等学院に留学。 学外でも現代バリ舞踊界最高の舞踊家達に師事し、舞踊技術と同時に精神的哲学的影響も強く受ける。2006年、Asian Cultural Councilの助成によりアメリカに滞在。パパ・タラフマラ作品では「ガリバー&スウィフト」「パンク・ドンキホーテ」「パパ・タラフマラの白雪姫」、小池博史ブリッジプロジェクト作品では「注文の多い料理店」に出演。

ワエダオ・シリソック

ダンサー、振付家、演出家、作家。UCLAでダンスを学びMFAを取得し、チェンマイ大学でもダンスを専攻。インドネシアのバリでもバリ古典舞踊を学ぶ。プロの伝統舞踊家として、コンテンポラリーダンサーとして、欧米、アジア全域で数々の国際文化プログラムに参加。19歳からはタイの観光大使になっている。彼女は母国の多様な伝統的文化に根ざし、それをたくさんの観客に届けることを使命として活動している。アジアンカルチュラルカウンシルのプログラムに参加。現在チェンマイ大学で教鞭をとる。

スタッフ

演出・脚本・振付・構成

 小池博史

作曲

チャンドラン・ベヤツマル

作曲

藤井健介

作曲

下町兄弟

照明

ロー・コックマン

舞台美術・舞台監督

フィロス・カン

舞台美術・舞台監督補佐

ソウラブ・ポダール

舞台美術助手

ロイ・ケージー

衣装

マンダキニ・ゴスワミ

衣装

マラビカ・ラオ

仮面

イ・ワヤン・タングー

公演情報

【現在公演予定はありません】

再演履歴

2015年1月 アジアツアー
・・・インド/トリシュール
・・・インド/ムンバイ
・・・マレーシア/クアラルンプール
・・・インドネシア/ジャカルタ