4館共同制作・代表館 仙台市市民文化事業団からのメッセージ>

小池博史ブリッジプロジェクト『風の又三郎2016 -ODYSSEY OF WIND-』 上演によせて

 
あの日の東日本大震災によって、仙台でも劇場などの文化施設が軒並み機能停止となりました。その復旧に明け暮れていた頃に、小池博史氏から「今回の震災を受け、パパ・タラフマラを解散することにした」というお電話をいただきました。
ダンス・音楽・演劇・美術・映像など、さまざまな表現があたりまえのように共存する「パパ・タラフマラ」の、30年あまりの活動期間に生まれた一連の作品は、古典芸能にも通じる「根源性」や「総合性」に溢れ、その間口の広さ、包容力が特色でした。洗練され、一方で極めてプリミティブでもある小池作品を、あらためて現代舞台芸術の「王道」と捉え直し、そのちからを東北の心の復興の触媒にできないか ―― そんな可能性を念頭に置き、被災地の状況を少しずつお伝えする中で、相互連絡の頻度は徐々に増えていきました。
まもなくスタートした「小池博史meets宮沢賢治シリーズ」は、仙台においても20142月の4館連携による『銀河鉄道』、20162月の『注文の多い料理店』と二回の上演&ワークショップが続き、三度目の今回は文化庁・一般財団法人地域創造のご支援、各連携館のお力添えにより、『風の又三郎』仙台バージョンの4都市公演が実現しました。鑑賞だけでなく創造体験を通して現代舞台芸術に対する市民理解が深まることを意識し、市民参加により各都市協働で取り組む創作プログラム『KENJI』とともに、宮沢賢治の遺した芸術・思想を基軸に、私たちの現在と未来を捉え直す有効な時間としていきたいと考えます。

 
公益財団法人仙台市市民文化事業団

 

プレスの皆様、本事業について詳しくお知りになりたい皆様へ

本公演ツアーに先駆けて、日立システムズホール仙台シアターホールにて、9日間の作品のクリエーション及びプレス向けプレビュー公演を実施いたします。クリエーションの見学をご希望の方、及びプレビュー公演観覧ご希望の方は仙台市市民文化事業団、または小池博史ブリッジプロジェクトまでお問い合わせください。
 

クリエーション期間  ◆2016年10月9日〜17日  日立システムズホール仙台
 
プレス向けプレビュー公演  ◆2016年 10月18日㈫  日立システムズホール仙台  
 
お問合せ:
仙台市市民文化事業団 事業課事業企画係 022-301-7405
小池博史ブリッジプロジェクト 担当:山内 03-3385-2066