企業向けからだワークショップ
株式会社サイでは、企業研修向けのワークショップ事業を展開しております。
身体への気づきをさまざまな角度から認識させようとするワークショップで、身体全体を使って感じ取り、“私たちのアイデアとは自身の身体の奥深いところから出ているものだ”ということを分かって頂くのが本ワークショップの目的です。
新人研修や福利厚生、クリエイティブ担当者に対する研修など用途は様々です。
明日を生き抜く企業としての、アイディアや発想を生み出す新しい感覚を見つけだすお手伝いができれば、と思っております。
コンセプト
私たち自身の“からだ”への気づきをもたらすためのワークショップ。
ここで言う‘からだ’とは、包括的な身体の事で、精神/肉体と分けられるようなものではありません。‘からだ’には考える頭脳や感じ取る心、内臓や筋肉、腕、脚、頭など、すべてが内包しているものと考えれば分かりやすいと思います。
感性は、そうした‘からだ’を基礎に成り立っています。頭で考え、作り出すことは重要ですが、それ以上に、“からだ”全体で感じ取りながら、生み出すアイデアは強く感性的であり、個性的である可能性を持ちます。
バブル崩壊以降の日本では個性を重んじ、創造力をたくましくすることの必要性が、強く唱えられてきました。しかし、現実には、あまり個性的な人物も創造性の豊かな人々も増えたようには思えません。なぜなら土台が築かれないまま、スローガンだけが唱えられてきたようなところがあったからです。人間本来の想像力や創造力は引き出されぬまま、今に至ってしまった状況があります。
本来、創造力は、自分自身の縛りから開放された時に、そのポイントを出発点として出てくるものでしょう。
そこで、凝り固まった現実と“からだ”に風穴を開けるための、感性に訴えかけていくソリューションが今、必要とされています。常識を疑い、自身の感性に率直な意識を生み出すための方法です。その方法とは、“からだ”全体を感じ取り、眠っている感性を目覚めさせることによって、新しい発想やまったく別個の方向性を持ったアイデアをもたらす方法です。さまざまな可能性のある“からだ” を発見すること、ここに「感性発見」ワークショップのコンセプトがあります。
既成の価値観や自分自身の頭に染み付いてしまった企業人としての方程式、といった
“現実の壁”を打ち砕くためのソリューションを提供します。
このワークショップは以下のように新聞等でも紹介されております。
ワークショップレポート【長崎新聞より】2011年2月6日(日)
じわりと浸透する興奮が幾日もおさまらないので、やはり書こうと思う。コンテンポラリーダンスカンパニー「パパ・タラフマラ」のことだ。
こうも綿密に、しかも環境と密接に練り上げる時間と空間、そして人間の身体を、最大限まで引き上げる力は驚異的だった。パパ・タラフマラのワークショップ(体験講座)だ。それは体の動きの技術的な教授ではなく、無限の想像力と身体を結びつけていくものだった。監督、振り付け、演出などを手がける主宰の小池博史氏は、場や個の特性を凝視し、毒も薬も一切合切一手に引き受け、その複雑味を丸呑みにする。世界中で制作と公演を繰り返し、民族や宗教、風土など多様性を受け入れてきたが故の許容の果てしなさは圧倒的だ。そうして壮大な輝きを放つ一瞬が構築される。無縁社会がのさばる今、如何に生きるかを導く方法のひとつは、古典から脈々と続けられてきた芸術文化だ。場や人に呼応し、新たな芸術が生み出されていく過程は、たった数時間で数千年を感じさせる。
これまでの実施例
株式会社リコー 講演(1992年)
台北 国立芸術大学講演&ワークショップ(1998年)
福岡ワークショップの会主催ワークショップ(2000年)
財団法人地域創造ステージラボ主催 講演&ワークショップ[熊本県立芸術劇場] (2001年)
クアラルンプール 国際交流基金主催プロフェッショナルワークショップ(2002年)
マニラ・クアラルンプール・ソロ 国際交流基金主催ワークショップ&作品発表(2002年)
メキシコシティ 文化局主催ワークショップ(2003年)
サンパウロ ブラジル銀行文化局主催ワークショップ&プレゼンテーション(2004年)
山口情報芸術センター主催 ワークショップ (2005年)
大阪芸創センター「行政のアートプロデュース制について」講演(2006年)
ニューヨーク ジャパンソサエティ主催 ワークショップ(2007年)
シンガポール エスプラネード主催 ワークショップ(2007年)
サンフランシスコ イェルバブエナセンターフォージアーツ主催 ワークショップ
ポートランド リードカレッジ主催 ワークショップ
一橋大学OB会「芸術と社会」講義(2009年)
国際交流基金 ソウル&北京事務所講演(2009年)
ポーランド ガルジェニツァ「パパ・タラフマラの表現」講義 (2010年)
北京 Living dance studio 総合表現ワークショップ&作品制作 (2010年)
他 国内外で実施多数