各界からの推薦コメント

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工藤夕貴様(女優)

深い霧の森に1人迷いこんだような感覚。人か?もののけか?まるで夢の中の旅のよう。
心体の隅々に余韻が残る最高の時間。あとは如何に五感をフリーにできるか? 観客として役者=体現者にどう付いて行くか?私は途中でふと自分が試されているような気持ちになった。彼等は全身を武器に術をかけてくる。私は思わず現実世界に帰りたくない思いを抱いた。
ブリッジプロジェクトの舞台は比類ない、静かに秘めた魂のプロパガンダなのではないだろうか。

アレックス・カー様(東洋文化研究家・著述家)

小池さんは古いものを現代に活かすことに成功しています。小池さんの作った「マハーバーラタ」をバンコクで観ましたが、きっと今後三十年、ひょっとしたらそれよりも遥か先まで、小池さんの作った「マハーバーラタ」を超える作品は生まれないかも知れないと思いました。しかし新作「2030世界漂流」ではさらに素晴らしい作品を制作するとのこと。期待すると共に、成功を願っています。

森山開次様(ダンサー)

前作『世界会議』を観た。歴史上の人物の魂が憑依したかのような身体は、強風に煽られながらけたたましく踊り、時に息を潜める。小池氏の舞台には大地にしっかり根を張れる身体でなければ立てないだろう。枯れても土中から水を吸上げる強さと、「今」をぎょろっと凝視できる眼を持つものでなければ務まらない。それでいてそれぞれ異なるバックラウンドの身体が舞台に集う。そこは世界会議そのものとなる。今我々が直面している課題を目前に据えながらも、誰も観たことがない舞台芸術に昇華させる演出手腕に敬服する。新作『世界漂流』では「難民問題」に小池氏独自の世界観で切り込んでいくという。見逃せない。