第3回出演者インタビュー

2030世界漂流・稽古場レポート、出演者紹介&インタビュー!
第3回目は荒木亜矢子さん・平多理恵子さんです!

荒木亜矢子さんインタビュー

1.2009~2012年の解散までパパ・タラフマラに所属、現在はフリーとして、身体表現をベースにした演劇的作品の他、映像や声の出演でも活動の場を広げている荒木さん。演じること、踊ることにおいて、 どんなことを大切にされていますか?

荒木 イメージを強くもつことです。これは最近のテーマです。


2.荒木さんにとって舞台でのパフォーマンスは、 どんなところが魅力ですか?

荒木 時空間が如何様にも変容するところですかね。それによって見えないものが見えてきたり、感じられたりするのが面白いです。言葉にできない感覚を共演者やスタッフ、お客様と共有できるのも魅力です。
あとは、何といってもアナログなところですかね。最近は色んなテクノロジーも入ってきていて、できることの可能性が広がっているかとは思いますが、基本的にはどんなに凄いイリュージョンも人が汗水垂らしてやっている感じや、どうしたらそう見えるかの試行錯誤の結果だというところが好きです。


3.小池作品のやりがい、魅力はどんなところですか?

荒木 舞台を完全なる総合芸術として捉えているところです。照明や音、道具、映像、そして役者の身体が同等に舞台に存在している感じがします。
そのどの分野においても細部にまで拘りがあるので、みんな闘いです。笑

4.「2030世界漂流」の見どころ、 作品への意気込みを教えてください。

荒木 2030年という未来の話なので、ファンタジー、というか架空の話ですが、演じる上ではなかなかに重いテーマを扱っているので知ってるつもりにならないように、とは思います。
自分の中にある感覚だけでは追いつかないなという危機感もありますが、目の前にいる多彩な共演者たちとどんなやりとりができて、どんな画が生まれるのかとても楽しみです。 とにかく音楽がカッコイイのと、映像や照明が実験をしながら進んでいるのでこれは面白いことになりそうだなと。 その世界にしっかり踏ん張って立ちたいと思います。


1枚目:稽古場写真、2枚目:世界会議、3枚目:世界漂流チラシ写真



平多理恵子さんインタビュー

1.Laatikkoダンス教室を主宰され、日本の伝統舞踊を学び、国内外の作品においてダンサー・振付家として活躍されている平多さん。ダンスを始められたきっかけはなんですか?

平多 母が平多正於舞踊研究所の支部生でした。母に連れられて支部の生徒になり、その後本部に。
素晴らしい先生方や沢山の友達に恵まれ、気がついたら踊りは日常になっていました。


2.表現することにおいて、大切にされていることはどんなことですか?

平多 景色を想像して、その中に入り込むイメージを作ります。
なるべく細部まで想像して、身を置くように動くことが好きです。


3.舞台でのパフォーマンスはどんなところが魅力ですか?

平多 舞台と客席の境界を越えた時の高揚感です。
演劇の舞台を1番前で見るのが好きなのですが、見る側でも妄想で勝手に舞台に上がってます。

4.「2030世界漂流」の見どころ、作品への意気込みを教えてください。

平多 映像や、スモークなどの舞台上の演出、出来事や、ダンサーの動きや表現など、小池さんの頭の中にははっきりとしたビジョンが映し出されているので、それに近づく事が出来るよう丁寧に考えながら動きたいです。
「2030世界漂流」を見てくださる方が、今を生きることや少し先の未来を考えるキッカケになる作品になるよう取り組みます。


1枚目©片岡陽太、2-3枚目:稽古場写真





荒木亜矢子
【荒木亜矢子(Ayako Araki) プロフィール】
早稲田大学第一文学部演劇映像専修卒業。P.A.I.にて学んだ後、2009~2012年の解散までパパ・タラフマラに所属。現在はフリー。
主な出演団体にCHAiroiPLIN、小池博史ブリッジプロジェクト、すこやかクラブなど、身体表現をベースにした演劇的作品が多い一方で、映像や声の出演でも活動の場を広げている。

<小池博史ブリッジプロジェクト出演作品>
・2012年~現在「注文の多い料理店」国内・海外27都市ツアー
・2017年1月 「世界会議」吉祥寺シアター




平多理恵子©GO(go-photograph.com)
【平多理恵子(Rieko Hirata)プロフィール】
平多正於舞踊研究所所属。Laatikkoダンス教室を沼口賢一と主催
日本女子体育大学卒業。在学中、民俗舞踊研究室で日本の伝統舞踊を学ぶ。卒業後は民俗舞踊協会に所属

文化庁在外研修員として渡仏
A.P.I(石山雄三) SO&CO.(上田創)、YLO のメンバーとして活動
南米コンテンポラリーダンスフェスティバル「Panorama Festival」インドのビエンナーレ「india odisha biennale」に振付、ダンサーとして参加
日本での日台友好プロジェクト「Partnership Music Project with Taipei」、大橋可也作品「HEAVY METAL」「protocol of humanity」にダンサーとして参加
2011年より東日本大震災チャリティー公演に作品を作り参加している



【2030世界漂流公演情報】
◆公演日程:2018年2月3日(土)~2月12日(月・祝) 全12公演
◆会場:吉祥寺シアター
◆チケット(全席指定席):
一般発売開始:2017年12月2日(土)10:00~公式HPのチケットフォームにて開始