【プレスリリース】コロナ禍で芸術鑑賞が減少傾向にある子供の教育を支援

報道関係各位
プレスリリース
2020年11月18日
株式会社サイ

アジア各国の伝統舞踊や演劇・舞踊・美術を融合させた空間演出により、舞台創作事業を展開する小池博史ブリッジプロジェクト(株式会社サイ、本社:東京都中野区、代表取締役:小池博史、以下「ブリッジプロジェクト」)は、コロナ禍により芸術鑑賞の機会が減少傾向にある子供達の情操教育を支援するため、教育機関向けにワークショップや舞台公演を無料で行う芸術鑑賞教室開催企画を新たに開始し、公演先となる教育機関を募集します。

また、取り組み第1弾として、12月22日(火)に学校法人吉田学園すみれ幼稚園(所在地:東京都武蔵野市、理事長:吉田悦子)にて在園児と保護者向け公演を開催します。

情操教育は、子供の感情や情緒といった健全な心の発育や社会性を育むために重要視されています。教育機関では従来から情操教育を目的に芸術鑑賞教室が実施されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大により実施が難しくなり、子供達が芸術に触れられる機会が減少傾向にあると考えられます。

そこでブリッジプロジェクトでは、教育機関向けにワークショップや舞台公演を無料で行う芸術鑑賞教室開催企画を新たに開始し、子供等が芸術に触れる機会を作ります。子供達が舞台芸術を通して、世の中や自分自身へ何かしらの問いを持つことや、美しい音楽・空間芸術に触れ感動することで子供達の情操教育の一環となることを目指しています。
なお、本企画は学校内の施設での開催を想定していますが、舞台スタッフ関係者・来場者のマスク着用の徹底、手指のアルコール消毒、室内の換気などの対策を実施することで、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底します。

開催プログラム例
作品名:注文の多い料理店
ストーリー:山奥へ狩りにやってきた青年達は嵐に遭い、やっとの思いで森の中にある一軒の西洋料理店を見つける。店内へ入った腹を空かせた青年達は「注文の多い料理店ですから…」という注意書きを好意的に解釈し、次々と注文に従い、扉を開けていく。そのうち一人がどこかへ消えてしまう。残った二人は先の部屋へ進んでいくと、ようやく料理が運ばれてきた。夢中になって食事をする二人だったが、料理のなかから消えた
仲間の衣服のかけらを発見し、慌てて料理店から逃げ出す。

作品名:新三人姉妹
ストーリー:原作はチェーホフの名作「三人姉妹」。小池版「新・三人姉妹」では、時代と設定を現代日本社会へ移し、テクノロジーの発達や経済・政治の変容、環境問題によって変貌を遂げる現代社会に対して、三人姉妹が葛藤しながらも、どう向き合い、生きていくのかを歌や踊りを通してエネルギッシュに表現する。

ワークショップの開催
内容:呼吸、ムーブメント、発声、リズムのワークを通して、参加者が創作の主体となり、作品を演出家小池と作ります。その他弊社ネットワークを通じてプロフェッショナルアーティストを選定、学校・教育機関のニーズに合わせたワークショップを制作することも可能です。

[公演について教育機関からのお問い合わせ先]
03-3385-2066、sai@kikh.com (担当:黒田)
*開催日時や規模、演目や公演時間など臨機応変に対応可能です

小池博史ブリッジプロジェクトとは
空間演出家・武蔵野美術大学教授、元パパ・タラフマラ主宰の小池博史が立ち上げた舞台や動画作品の企画・制作を行う団体です。アジア各国の伝統舞踊や演劇・舞踊・美術を融合させた多様な演出に定評があり、アジア各国で19作品を創作し世界12カ国で公演(パパ・タラフマラ時代を加えると10ヵ国で創作、40ヵ国で公演)の実績があります。各国の文化や芸術を融合した作風で、最近ではコロナ禍で「異」なるものに対して不寛容になりつつある社会に空間芸術を通じて寛容の重要性を示し、共生社会の必要性を今一度訴えようと試みています。

代表、小池博史 プロフィール
空間演出家・作家・振付家・映像作家、「舞台芸術の学校」代表 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授、茨城県日立市生まれ。一橋大学卒業。
1982年パフォーミングアーツグループ「パパ・タラフマラ」設立。以降、全55作品の作・演出・振付を手掛ける。2012年5月解散。その後すぐに「小池博史ブリッジプロジェクト(HKBP)」を立ち上げ、空間芸術と名乗りつつ、創造性を核に教育・発信・創作を三本柱とした連携プロジェクトを展開中。アジア各地で19作品を創作。現在までに、演劇・舞踊・美術・音楽等のジャンルを超えた空間芸術作品を10カ国で創作、40カ国で公演。
97〜04年つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、国際交流基金特定寄附金審議委員(05年~11年)等さまざまな審議員、審査員等を歴任。
著書として「ロンググッドバイ~パパ・タラフマラとその時代」(2011年、青幻舎刊)、「からだのこえをきく」(2013年、新潮社刊)、「新・舞台芸術論−21世紀風姿花伝」(2017年、水声社刊)。「夜と言葉と世界の果てへの旅―小池博史作品集」(2018年、水声社刊)。

株式会社サイ 会社概要
当社は舞台作品やイベントの企画制作会社として1990年設立しました。舞台芸術団体パパ・タラフマラのマネジメント業務をはじめ、ワークショップ事業や展示、グッズ製作事業などを展開しています。2012年パパ・タラフマラの解散に伴い、空間演出家小池博史のプロデュース公演やワークショップ等教育事業、制作業務を請け負っています。

社名   :株式会社サイ
設立   :1990年3月
代表者  :代表取締役 小池 博史
本社   :東京都中野区
事業内容 :舞台作品、文化芸術イベントの企画制作
URL   :https://kikh.com/