小池博史
ブリッジ
プロジェクトとは
小池博史
ブリッジプロジェクト
2012 年5月、30年の活動に終止符を打った舞台芸術カンパニー、パパ・タラフマラの演出家小池博史が同年6月より始動。舞台作品制作だけでなく映像・写真・インスタレーション・文章などあらゆるメディアを活用した多角的な発信を行なう。またイベント・講演会・ワークショップ・教育プログラムの実施など、“からだを使って考える”事の出来る人材の育成も含め、包括的な視野で世界と時代と文化の架け橋を創り出す為のアートプロジェクトとして日本国内世界各国を舞台に活動する。
<ロゴマークについて>
新プロジェクト始動に伴い、プロジェクトのロゴマークを作成。マークはプロジェクト名にもなっているの”ブリッジ(橋)”をモチーフに、KIKH(KoIKe Hiroshi)の文字を合わせ制作した。
プロジェクト名称 小池博史ブリッジプロジェクト
代表者 小池博史
設立 2012年6月
設立理念/ミッション
私たちは今まさに、時代の狭間に置かれている。人類の歴史にあって、価値や概念が大きな変革をおこす時期を迎えたとき、そこには必ずアートが存在した。アートという言葉には「既成の概念を疑い、新しい価値を求める」という思想を基盤に「自身が主体であり、能動であれ」という意味を持っていたがゆえであろう。
今、この変革の時、最も重視すべき発想が「アートの思想」である。それを「創造の思想」と言い換えてもよいが、この創造の力こそ次代を築き上げる原動力となる。「小池博史ブリッジプロジェクト」では「創造」というキーワードを中心に据えて、【創作】【教育】【発信】の3つの活動を通しあらゆる事物の架け橋となることをミッションとする。人と人、地域と地域、文化と社会、過去から現在、未来へ、あらゆるベクトルを繋ぎ、現在の荒波を乗り越え、新しい時代を築くためのプラットホームの形成を目指す。
小池博史
茨城県日立市生まれ。一橋大学卒業。TVディレクターを経て1982年パフォーミングアーツグループ『パパ・タラフマラ』を設立。以降、全55作品の作・演出・振付を手掛ける。パパ・タラフマラ以外での演出作品も多数。演劇・舞踊・美術等のジャンルを超えた、強くオリジナリティ溢れる作品群は、35ヶ国で上演され、国際的に高い評価を確立。各国アーティストとの作品製作やプロデュース作品の製作、世界各地からの演出依頼公演、プロ対象・市民対象のワークショップを数多く実施。97〜04年 つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、国際交流基金特定寄附金審議委員(05年~11年)等さまざまな審議員、審査員等を歴任。2012年5月、パパ・タラフマラ解散。
青幻舎より「ロンググッドバイ~パパ・タラフマラとその時代」刊行。同年6月、新プロジェクト「小池博史ブリッジプロジェクト」を発足。2013年、自身初の単独著書「からだのこえをきく」を新潮社より刊行。
略歴
1982
- 6月 タラフマラ劇場設立
1987
- 1月 カンパニー名称をパパ・タラフマラに改称
1991
- 12月 パパ・タラフマラデザイナーによるアート・ブランド「SAI」設立 企画・立案
1992
- 1月 「Tokyo Journal Innovative Performance Award」 大賞受賞
- 7月「第1回トーキョー・アーバナート・コンペティション」審査員 ( 旧日本 グラフィック展 ・オブジェ 展 )
1995
- 2月 「Grand Prix International VIDEO DANCE」(パリ)入賞 『ブッシュ・オブ・ゴースツ』にて
- 4月 P.A.I.(パパ・タラフマラ附属研究所)設立
- 10月 国際ハイビジョンフェスティバル【ミュージック&ダンス部門グランプリ】(ジュネーブ・スイス)
【日本テレビ局長賞受賞】ハイ・ビジョン作品『青』(構成/佐々木成明)にて
1996
- 2月 「Grand Prix International VIDEO DANCE」(パリ)入賞『青』にて
1997
- 7月 つくば市芸術監督就任
1998
- 8月 アジア舞台芸術家フォーラムイン沖縄、主催。実行委員長(共催:沖縄県、沖縄県東村、沖縄タイムス 助成:国際交流基金アジアセンター)
- 8月 第一回アジアアーツネット会議in 沖縄開催
1999
- 1月 青森県文化振興委員就任
2004
- 10月 国際交流基金特定寄付金審議委員就任
2005
- 10月 第二回東京コンペ最終審査/審査員
- 8月 第二回東京コンペ審査員
PAPPA TARAHUMARA
/パパ・タラフマラ
82年、演出家 小池博史を中心に結成されたパフォーミング・アーツ・カンパニー。「ダンス」「演劇」「美術」「音楽」等の様々なジャンルを巻き込みながら、舞台空間全体を一つのアートに築き上げる演出手法で世界中の多くの観客を魅了してきました。
ヴェネチア・ビエンナーレ、ベルリン芸術祭、ネクストウェイブフェスなどの海外主要フェスティバル、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック、フォルクスビューネ、ミュージックシアター等の世界の一流劇場など、世界35カ国で上演され、国際的に高い評価を確立。主な受賞歴は、Paris Grand Prix International Video Dance 優秀賞受賞2回、マンチェスターイブニングニュース優秀賞、国際ハイビジョンフェスティバルミュージック&ダンス部門グランプリ(ジュネーブ)、日本テレビ局長賞、他多数。2012年5月31日、解散。