Saudade in the MIRAGE
火の鳥プロジェクト / 2024
【 会場 】
SESC Vila Mariana (サンパウロ、ブラジル)
【 公演日時 】
2024年11月30日~12月15日

『戦争』世界の終末と人類の希望ーー。
19世紀末にブラジルの地で実際に起こった「カヌードスの乱」。それを題材にした『世界終末戦争』(1981 年マリオ・バルガス・リョサ/ペルー)。実際の事件と小説の双方からインスパイアされ、新たな世界像を描いた作品。
熱狂とは裏腹に、時限爆弾を抱えるかの如く静かに進行するアポカリプス(黙示録)として世界全体を描きながら、世界がいかに終末を迎え、いかに再生へと向かっていくのかを問う。

▼公演へのコメント
『Saudade in the MIRAGE』は、数多くの献身と数多くの困難との闘いの成果であると同時に、地域の物語です。荒々しく対立する世界の中で、人間が提案する芸術的行為を通じて、私たちに共通するものが詩や美へと変わる可能性を理解するための、かけがえのない洞察の結晶です。
– ペドロ・デ・フレイタス(ペリプロ・プロダクションズ代表)
この舞台は、ブラジルの歴史の断片と現代への影響を記録し、多様な視点、時代、身体表現、そして複数の物語が共存する中で、人生の永続的な側面と一瞬の儚さについて考える体験を提供するものです。
– ルイーズ・ガリナ(Sesc São Paulo ディレクター)
舞台のリハーサルを見学し、ブラジルと日本の表現が織り成す完璧なハーモニーに深く感動しました。2025年に日本とブラジルは外交関係樹立130周年を迎えます。この節目に、ブラジルの史実を演劇のテーマに取り入れることは、国際文化交流にさらなる特別な意味をもたらすのではないでしょうか。
– 田村大吾(国際交流基金サンパウロ日本文化センター所長)
▼出演者
脚本・演出・構成・振付:小池博史
演奏・作曲:ヴァツワフ・ジンペル
出演:
今井尋也(能役者、小鼓演奏家)
西川壱弥(俳優・日本舞踊家)
ヤナ・ピバ(ブラジル)
ジェシカ・バルボサ(ブラジル)
ダニロ・ダル・ファラ(ブラジル)
ホアオ・ギサンデ(ブラジル)
エドュアルド・オカモト(ブラジル)
フリオ・ロロシュ(ブラジル)
パウロ・ソコバウノ(ブラジル)
フェルナンド・ルフェル(ブラジル)
演奏・作曲:グレゴリー・スリバー(ブラジル)
美術:レナト・ヘブサス(ブラジル)、小池博史
衣装:ジュリアナ・ベルトリーニ(ブラジル)
映像:イバン・ソアレズ(ブラジル)
▼主催・共催
企画制作:株式会社サイ、ペリプロプロダクションズ(ブラジル)
主催:社団法人セスキサンパウロ(ブラジル)、株式会社サイ、特定非営利活動法人ブリッジフォージアーツアンドエデュケーション
助成:日本万国博覧会記念基金事業助成-複数年、文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:サンパウロ日本文化センター国際交流基金


