その3!!!! 1ページ目
多賀谷まつりか
演出助手 Asistant Director
舞台芸術の学校(P.A.I.)「からだをとりもどすスキルアッププログラム」受講生。踊るのは好きですがカタカナは苦手です。3月には学校の卒業公演もあるのでぜひ見に来てください〜!
1991年広島県生まれ。B型。ダンスをやったりお芝居をやったりしながらすくすく育つ。身長141cm。大学卒業後P.A.I.に入学。
演出助手まつりか、もうひとつかしこくなる。
「マハーバーラタは、クル家とパーンドゥ家が戦うらしい。」
新人演出助手まつりかです!連載3回目になりました!
前回は、マハーバーラタはクル家とパーンドゥ家の戦いのお話、ってこととなんで神様がいっぱい出てくるのかってっいうことを教えてもらいました!
んで次はいよいよ本編のストーリーを教えてくれるって小谷野さんが言っていたので楽しみです!わくわく!
(でも、なにぶん横文字が苦手で、登場人物の名前とかが覚えられず、正直このままストーリーを聞いてもちんぷんかんぷんな気がしています・・・)
ストーリーを聞く前に、登場人物を整理してみようかな!
そこへ先輩演出助手の松縄さん(なわさん)が現る!
先輩演出助手のなわさん
というわけで、やさしい先輩なわさんが、ホワイトボードに登場人物を書き出してくれることになりました!
まずは、クル家のみなさんです。
なわさん「ではまず前回の復習。パーンドゥー家とクル家がいます。で、クル家のお父さんがドリタラーシュトラさん。お母さんはガーンダーリーという人です。」
まつりか「ドリタラーシュトラさんは、たしか目が見えないひとで、パーンドゥさんのお兄さんですよね!」
前回の復習
盲目の兄・ドリタラーシュトラ
弟で名君・パーンドゥ
なわさん「お、お勉強の成果が出ているね。」
まつりか「えへへへ。」
なわさん「で、クル家の子供たちは100人います!(正確には101人ですが。)」
まつりか「ひゃ・・ひゃくにん・・・?!」
なわさん「で、その100人兄弟の長男がドゥルヨーダナさんといいます。」
まつりか「ドゥ、、」
なわさん「このドゥルヨーダナさんは、とても屈折した人なの。生まれた瞬間から不吉な兆候が見られたんだって。あ、この100人兄弟、ギーっていう高級バターの瓶から飛び出てきたのね。」
クル家の長男ドゥルヨーダナ
まつりか「あ、それ小谷野さんが言ってた気がする!意味がわかりません!」
なわさん「だよね笑 まぁ、でもその辺は話すと長いからスルーしましょう。」
まつりか「気になる!」
なわさん「で、次男がドゥフシャーサナさん。」
まつりか「(あ、ほんとにスルーするんだ・・・)」
*本件の詳細は次回明らかになります。
なわさん「このドゥフシャーサナさんはお兄さんドゥルヨーダナさんを敬愛していて、キチガイじみた極悪人です。」
まつりか「わるいひと・・・(メモメモ)」
次男ドゥフシャーサナ
なわさん「そして、あと98人の兄弟がおります。」
まつりか「さらっと書きますけど、結構な人数ですよね。」
なわさん「そうそう、クル家は大群を率いて戦争をすることになるんだ。いつも、質より量を優先する、みたいな選択をしていくんだよね。」
まつりか「ほへー」
なわさん「そして、結構影の黒幕的な働きをするのが、この人たちのお母さんのお兄さん、つまり伯父さんにあたるシャクニっていう人。物語の中でクル家がパーンドゥ一族をおとしめる”サイコロ賭博事件”ていうのが起きるんだけど、この人はそのイカサマを提案して、実行してしまうんです・・・!」
まつりか「うわー!インチキしてしまうんですね!」
なわさん「そうだよ~。でもさ、現代でもこういうインチキとか、出来レースとかって結構よく起きるでしょ?」
アンクル(おじさん)シャクニ
まつりか「たしかに、記憶に新しい事件だけでも、いくつも思い浮かびます。」
なわさん「特に大きな利権がからむと、こういうことを企てようとしてしまうのが人間の業というか、弱さなのかもしれないよね。」
まつりか「むむむむ・・・。これで、クル家チームは全部ですか?」
なわさん「いや、もうひとり主要人物がいるんだけど、その説明の前にパーンドゥ家のほうを書き始めましょう。」
まつりか「え!」
なわさん「大丈夫、そのうちわかるから!」
つづきまして、パーンドゥ家の紹介です→
話を聞いた人
多賀谷まつりか
演出助手 Asistant Director
舞台芸術の学校(P.A.I.)「からだをとりもどすスキルアッププログラム」受講生。踊るのは好きですがカタカナは苦手です。3月には学校の卒業公演もあるのでぜひ見に来てください〜!
1991年広島県生まれ。B型。ダンスをやったりお芝居をやったりしながらすくすく育つ。身長141cm。大学卒業後P.A.I.に入学。
今回答えてくれた人
松縄春香さん
パフォーマー・演出助手
多摩美術大学絵画学科卒業。在学中は、絵画のほか、詩のような言葉を用いた作品や空間とものを使ったインスタレーション、パフォーマンスを行う。舞台芸術の学校(P.A.I.)卒業後、パフォーマーとして活躍。小池博史ブリッジプロジェクト「風の又三郎」に出演。数々の美術インスタレーション等にも参加。